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プライバシーラベルはAI英会話の何を表しているのか。ストアの表示と読み方を公式仕様から分解した

プライバシーラベルはAI英会話の何を表しているのか。ストアの表示と読み方を公式仕様から分解した

AI英会話をストアで探すと、ページの下のほうにプライバシーラベルが出ています。

App Store では「アプリのプライバシー」、Google Play では「データ セーフティ」という名前です。

どちらも入れる前に読める表示です。

この記事で扱う2つの表示
  • App Store の「アプリのプライバシー」
  • Google Play の「データ セーフティ」

2つは似ていますが、区分の名前も数え方も違います。

この記事では両ストアの公式ドキュメントを根拠に、表示の読み方だけに絞りました。

特定のアプリの中身を判定する記事ではありません。

何が書かれるかは、アプリの作りで変わります。

TOC

【結論】プライバシーラベルはAI英会話の会社が自分で申告した中身

先に結論を置きます。

見るところApp StoreGoogle Play
表示の名前アプリのプライバシーデータ セーフティ
書いている人開発者が自分で申告開発者が自分で申告
ストアの確かめ方申告の手引きを出す開発者に代わって判定はしない
種類の大きな区分14区分14区分
用途の数6つ7つ

Apple は、この情報を開発者の自己申告だとしています。

Google も、開発者がどう扱うかをGoogleが代わりに決めることはできないとしています。

つまり会社の申告を読む表示だということです。

申告の中身がずれていれば、ストア側が処分を取ることがあります。

Google は、食い違いに気づいた場合に更新の停止や削除まであり得るとしています。

  • ラベル=会社の申告
  • 申告の正しさの責任=会社
  • ずれたときの処分=ストア

3つの役割を分けておくと、表示を読みすぎずに済みます。

読みすぎないことと、読まないことは違います。

申告である以上、会社が何を認めているかは正確に分かるからです。

AI英会話のプライバシーラベルが並ぶ仕組み

App Store は3つの見出しに分かれる

App Store の表示は、集める中身を3つの見出しに分けて並べます。

見出し意味
ユーザのトラッキングに使用されるデータ他社のアプリやサイトをまたいで広告に使われ得るもの
ユーザに関連付けられたデータアカウントや端末を通じて本人に結びつくもの
ユーザに関連付けられないデータ集めるが本人には結びつけないもの

どの見出しにも、中身の種類と使い道が並びます。

使い道は、広告・分析・アプリの機能などの6つから選ばれます。

何も集めない場合は集めないと申告できる。

App Store Connect には「集めていない」を選ぶ答えが用意されています。

Google Play は4つの段で並ぶ

Google Play の表示は、集める・分け合う・守り方・消し方の4つの段で並びます。

データ セーフティの4つの段
  • 収集=何を集め、何に使い、任意かどうか
  • 共有=第三者に渡すかどうか
  • セキュリティ=送る途中の暗号化など
  • 削除=消してもらう手段があるか

要約の下にある「詳細を表示」を押すと、種類ごとの中身が開きます。

表示が出るのは Android 5 以降の端末だけです。

Google Play で配られているアプリにだけかかる表示でもあります。

音声は専用の種類として載る

AI英会話でいちばん気になるのは、声の扱いでしょう。

ストア声が載る区分中身の説明
App Storeユーザコンテンツの中のオーディオデータ利用者の声や録音
Google Play音声ファイルの中の声や録音留守電や録音などの利用者の声

Google Play の音声ファイルの区分には、声や録音・音楽ファイル・その他の音声の3種類があります。

声が載っているかどうかで、話した声を外へ送る作りかどうかの申告が読み取れる。

どの見出しの下に載っているかで、本人に結びつくかどうかも分かります。

端末が聞いてくる許可の意味のほうは、権限の記事にまとめました。↓

AI英会話のプライバシーラベルに載らないもの

ラベルに載らないからといって、何も起きていないとは限りません。

両ストアとも、申告しなくてよい場合を決めています。

載らなくてよい場合App StoreGoogle Play
その場の処理だけで残さない集めたことに数えない一時的な処理として除外
端末の中だけで処理する外へ送らないので数えない端末内の処理として除外
送る側と受ける側しか読めない定めなし端から端までの暗号化として除外
会社の指示で動く委託先定めなし共有には数えない

Apple の「集める」は、その場の要求に応えるのに要る時間より長く読める形で外へ送ることを指します。

だから、送ってすぐ捨てる処理は申告に入りません。

Google も、メモリの中だけで扱ってその場で終える処理を除いています。

表示が空でも処理が無いとは限らない。

載っていないのは、残す形で集めていないという申告です。

その場で声を送って文字にし、すぐ捨てる作りなら、表示は空になり得ます。

  • 空の表示=残す形で集めていないという申告
  • 処理が一切ないという意味ではない
  • 細かい扱いは会社の方針のページにある

App Store では、方針のページのURLを出すことが求められています。

Google Play でも、何も集めないアプリを含めて方針のページへのリンクが要る決まりです。

ラベルで足りない部分は、そのページで埋めることになります。

AI英会話のプライバシーラベルで間違えやすい3点

表示の構造の次に多いのが、思い込みです。

  • ラベルはストアが調べて書いていると思っている
  • ラベルと端末の許可は同じものだと思っている
  • 関連付けられないなら集めていないと思っている

3つはどれも違います。

1つ目は、先に見たとおり会社の自己申告です。

2つ目は、Google がはっきり分けて扱っています。

許可の一覧は技術的な情報から、データ セーフティは開発者の申告から作られる仕組みです。

3つ目は、App Store の見出しの名前を読めば分かります。

思い込み実際確かめる場所
ストアが調べて書いた会社の自己申告ストアの開発者向けの手引き
許可と同じもの作り方の違う別の表示端末のアプリごとの許可の画面
関連付けないなら集めない集めたうえで本人に結びつけない見出しの下の種類の一覧
どの国でも同じ使い方や年齢や地域で変わり得るストアの表示の注意書き

表の4行目も見落としやすい点です。

Google は、扱いが使い方や年齢や住む地域で変わり得るとしています。

日本の App Store の表示にも、機能や年齢で慣行が異なる場合があると添えられています。

表示はすべての人に同じとは限らないということです。

Google の表示は、すべての版を合わせた申告だとも説明されています。

だから、手元の版が使っていない種類まで載っていることがあります。

表示を読むときに残す2つの前提
  • 会社の申告であって、ストアの調査結果ではない
  • 使い方や地域や版で中身が変わり得る

AI英会話のプライバシーラベルを読む手順

読む順番を決めておくと、迷わずに読み終えられます。

読む順見るところ分かること
1トラッキングの見出し他社をまたぐ広告に使われ得るか
2声の種類が載っているか話した声を残す形で集めるか
3本人に結びつくかの見出しアカウントに紐づけるか
4使い道の欄機能のためか、広告や分析のためか
5削除の段や方針のページ消してもらう手段があるか

1行目に何か載っていれば、広告の仕組みとつながっている申告です。

2行目は、AI英会話ならではの見どころです。

3行目と4行目で、声がどこに結びつき、何に使われる申告かが分かります。

5行目まで読めば判断の材料はそろう。

Google Play には、消してもらう手段があるときに付く印があります。

この印の条件は、消す手段を用意しているか、集めてから90日以内に消すか匿名にするかのどちらかです。

外部の審査を受けたアプリには、独立したセキュリティ審査の印が付くこともあります。

Google Play で見つけたら意味のある印
  • データの削除をリクエストできる印
  • 独立したセキュリティ審査の印

アカウントを作るアプリでは、アプリの中から消す道を用意することが求められています。

消す道の置き場所は、別の記事で分けて扱いました。

アプリの中のどこで消せるかは、アカウント削除の記事にまとめました。↓

AI英会話のプライバシーラベルによくある質問

表示は入れたあとに変わるのか

変わることがあります。

Apple では、アプリを更新しなくても会社が答えをいつでも書き換えられる決まりです。

扱いが変わったら書き換えるのは、会社の責任とされています。

書き換えのきっかけになるもの
  • 会社の扱いが変わったとき
  • 組み込んだ他社の部品の扱いが変わったとき

他社の部品の分も載っているのか

載せることになっています。

Apple は、アプリに組み込んだ他社のコードの扱いも含めて答える決まりです。

Google も、組み込んだライブラリやSDKが送る分まで申告に含めています。

表示が何もないアプリはあるのか

あります。

Google では、何も集めないアプリに「このアプリはデータを収集しません」という形の表示が出ます。

ただし、先に見たとおり、その場で捨てる処理は数えられていません。

テスト中のアプリにも表示はあるのか

  • Google Play は公開テストや限定テストでも申告が要る
  • 内部テストのアプリだけは除かれている
  • App Store は新しいアプリと更新の提出に申告が要る

だから、ストアに並んでいる版にはほぼ表示が付いています。

並んでいる版で表示を探せば、申告の中身に必ず行き着きます。

まとめ|AI英会話のプライバシーラベルで押さえる3点

最後に3点だけ残します。

  • ラベルは会社の自己申告=ストアの調査結果ではない
  • その場で捨てる処理や端末内の処理は載らない
  • 声の種類と見出しの位置を見れば、残す形で集めるかが分かる

この3つが分かっていれば、表示を読みすぎずに使えます。

区分の名前や数はストアごとに違い、変わることもあります。

一律に書いている解説は、根拠の場所を確かめてください。

迷ったら、トラッキングの見出しと声の種類の2か所をまず見る。

細かい扱いは、必ず会社の方針のページで確かめてください。

\入れる前に読める/

端末が聞いてくる許可の意味が分かる

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あわせて読みたい記事も置いておきます。

ラベルの先で音声がどこへ行くかは、データの記事にまとめました。↓

参考文献も以下にまとめます。

参考文献

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